アレッツォ観光ガイド
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※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください。
アレッツォの美術館・博物館
ヴェンティ・セッテンブレ通り55番地、開館時間:9-19時、日・祝祭日:9-13時、休館日:火曜日
電話番号:0575-40901

ヴァザーリの家は1階と2階、3階(元は使用人専用の階)で構成され、16世紀のファサードはミケランジェロ様式の窓で装飾されています。ジョルジョ・ヴァザーリ(1511-74年)は建築中の家を購入し、1540-48年に室内装飾と家具・調度品を備え付けました。妻のニッコローサ・バッチとともにフィレンツェに引っ越す1554年まで、この邸宅は彼の住居となっていました。

1911年からはイタリア国家の所有となり、アレッツォとトスカーナのマニエリスム研究における中心的役割を担う美術館となっています。邸内には重要なヴァザーリ資料館と庭園も付属しています。
ヴァザーリの家ファサード
ヴァザーリの家ファサード(16世紀)
玄関からヴァザーリ自身によって設計された階段を上ると、踊り場があります。石製の正面扉上部のティンパヌムにある壁龕には、ジョルジョ・ヴァザーリの半身像(彼の弟子の一人による作品)が飾られています。

1番目の「暖炉の間」は、最も広くて興味深い部屋です。17面に仕切られた木製の格天井の中央には、人間が持ち合わせる「羨望、運、徳」の寓意画が描かれています。それを取り囲む角の4面には(暖炉を正面に手前右から左へ順に)四季(春は少年期、夏は青年期、秋は円熟期、冬は老年期)の寓意画、その周りには黄道十二宮が描かれています。

側壁の長方形の8面には(暖炉を正面に背面右から左へ順に)ローマ神話の軍神マルス、商業神メリクリウス、愛と美の女神ヴィーナス、恋の神キューピット、主神ジュピター、農耕神サトゥルヌス、月の女神ルーナ、太陽神ソールが描かれています。

石製の大きな暖炉(16世紀)の上部には、ヴィーナスの石膏像(バルトロメオ・アンマンナーティ作、1559年)が飾られています。
バルトロメオ・アンマンナーティ作「ヴィーナスの石膏像」が飾られた「暖炉の間」
バルトロメオ・アンマンナーティ作「ヴィーナスの石膏像」(1559年)が飾られた「暖炉の間」(1540-48年)
「暖炉の間」から入る礼拝堂の床面は、絵が描かれたマジョリカ焼きのタイル(16世紀)で覆われています。
展示作品:ミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオ(1503-77年)作「ピエタ像」、フラ・パオリーノ・ダ・ピストイア(1490年頃-1547年)作「聖母子」、レオナルド・マラテスタ(1483-1518年)制作の「トゥールーズの聖ルドヴィコ」と「聖フランチェスコ」。

2番目の部屋は、格天井の中央にアブラハムの子孫を祝福する神が描かれていることから「アブラハムの間」と呼ばれています。側壁には4つの寓意画(謙虚、徳、融和、平和)が描かれています。

展示作品:ジョルジョ・ヴァザーリ制作の「キリストの埋葬」と「ユダ」、ジョヴァンニ・ストラダーノ(1523-1605年)作「聖ニコラの寛大」、アウレリオ・ローミ(1556-1622年)作「茨の冠のキリスト」、ペリン・デル・ヴァーガ(本名ピエトロ・ブオナッコルシ、1501-47年)制作の「聖パオロの会話」と「士師に語る聖パオロ」、フランチェスコ・ヴァンニ(1563-1610年)作「キリストの鞭打ち」。
ジョルジョ・ヴァザーリ作「キリストの埋葬」
「アブラハムの間」に展示されているジョルジョ・ヴァザーリ作「キリストの埋葬」(1540-48年)
ヴォールトに2頭の竜が引く竜車に乗った大地の女神ケレスが描かれた廊下は、「ケレスの廊下」あるいは「竜の廊下」と呼ばれています。
展示作品:ヤコポ・ズッキ(1541年頃-98年)作ギリシャ神話「アドニス(女神アフロディテに愛された美少年)の死」、イタリアの無名画家(16世紀)によるギリシア神話「パリスの審判」、トスカーナ出身の無名画家(16世紀)によるギリシア神話「太陽神アポロと妖精ダフネ」、イル・ポッピ(本名フランチェスコ・モランディーニ、1544-97年)作「聖ピエトロの生涯」が描かれた4つの絵画、マソ・ダ・サン・フリアーノ工房による「聖カテリーナ」と「2人の寄贈者の肖像」。
元台所だったと思われる3番目の部屋は、ネオクラッシク様式となっています。
展示作品:サンティ・ディ・ティート(1536-1603年)作「復活したキリストと跪く2人の天使」、フィレンツェ出身の無名彫刻家(16世紀)による「アリストテレス」と「プラトン」、フィレンツェ出身の無名画家(16世紀)による「トスカーナ大公メディチ家コジモ1世の肖像」、ジョヴァンニ・マリア・ブッテリ(1540年頃-1606年)作「ある貴婦人の肖像」、サンティ・ディ・ティート派の無名画家(16世紀)による「聖ボナヴェントゥーラ・ダ・バニョレージョ」、エミリア出身の無名画家(16世紀)による「ある少年の肖像」、フィレンツェ出身の無名画家(16世紀)による「フランチェスコ・アッチャイオリの肖像」、シピオーネ・プルツォーネ(1550年頃-98年)作「ある貴婦人の肖像」、ヴィットリオ・カシーニ(16世紀)作と思われる「ある貴婦人の肖像」、トスカーナ出身の無名画家(17世紀)による「ジョルジョ・ヴァザーリの肖像」。
4番目の「アポロとミューズの間」の丸天井には、中央のトンドに「竪琴を弾くアポロ」、4つのペンデンティブに「9人のミューズ(芸術の女神)」が描かれています。
展示作品:マエストロ・アッレグロ(16世紀)作「聖母子」、ベネト出身の無名画家(16世紀)による「牧者の礼拝」、ポール・ブリル(1554-1626年)作「隠者の聖パオロ」、ヤコポ・ズッキ作「狩の女神ディアナ」、トスカーナ出身の無名画家(16世紀)による「キリストの降誕」と「キリストの割礼」、マソ・サン・フリアーノ(本名トンマーゾ・マンツォリ、1531-71年)作「受胎告知、聖ニコラとある信者」、フランドル派の無名画家(16世紀)による「東方の三博士の礼拝」、ジェローラモ・マッツォーラ・ベドーリ(1550年頃-60年)作「聖ジローラモ」、ヤコポ・リゴッツィ(1547-1627年)制作の「悔悛する聖ジローラモ」と寓意画「運」、トスカーナ出身の無名画家(16世紀)による寓意画「賢明」、アレッサンドロ・アッロリ(1535-1607年)作「祈る聖フランチェスコ」、ペリン・デル・ヴァーガ作と思われる「ノアの洪水」、イル・ポッピ作「太陽の家」。

「名声の間」あるいは「芸術の間」と呼ばれている5番目の部屋は、天井に金のラッパを吹く「名声」の寓意画、天井の持ち出しに芸術(絵画、彫刻、詩、建築)の寓意画が描かれています。

7人の楕円形の肖像画には、偉大な巨匠ミケランジェロとアンドレア・デル・サルト、アレッツォ出身やアレッツォで活躍した画家たちスピネッロ・アレティーノ、ルカ・シニョレッリ、バルトロメオ・デッラ・ガッタ、ジョルジョ・ヴァザーリ、ヴァザーリ一族の始祖であるラッツァロ・ヴァザーリが描かれています。

他にジョヴァンニ・バルドゥッチ(1560-1631年)作「聖アントニオ修道院長の奇跡」やジョヴァンニ・ストラダーノ作「キリストの磔刑」など、重要な作品が展示されています。
「絵画」の寓意画
「芸術の間」の天井の持ち出しを飾る「絵画」の寓意画(1540-48年)
隣の小さな部屋の展示作品:ジョルジョ・ヴァザーリが制作した「グランデ広場ロッジア(回廊)宮殿の模型」、サンティ・ディ・ティート作「食物の施与」、マソ・ダ・サン・フリアーノ作「キリストの復活」「墓に詣でる敬虔な貴婦人たち」「我に触れるな」。
※Cartaria Aretina出版「Arezzo Guida」から引用
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